gamepress.gg に感銘した私は、ポケモンGoに対する思いをここに書き留めることにしました。あくまで私視点の思いです。
私について
- 私はポケモンGoを2019年8月頭頃にはじめました。そのため、それまでの変遷を基本的に知りません。
- 私はポケモン原作を第四世代しかしたことがありません。
- 私はほぼ無課金勢ですが、GoFest2020のための課金しました。
- 私は現状TL36です
はじめに
まず、上の記事を見ていただきたいです。日本語版の要約リンクは、以下におきました。
https://pokemongo-get.com/bbs/200/?ci=161
私は大局的な見方をしているこの記事の方向性に対して、全くその通りだと思っています。 まず、ポケモンGoは収集ゲームです。出会ったポケモンに対してモンスターボールを投げて 捕まえるのが基本です。いろいろな種類の、あるいは色違いの、あるいは、大量のポケモンを捕まえる というように、人によって動機は様々ではあると思います。
私のポケモンGoに対する課金の立場
ポケモンGoがこれだけ批判的な変更を加えられているのに、何年も続くスマホオンラインゲームコンテンツとなっているのは、 稀な事態です。ここには、
などが原因として挙げられます。つまり、ポケモンGoを 支えるユーザーは多くのライト勢であるということです。したがって、課金システムというのは、慎重である必要があります。 利益を得る以上、お金を得るシステムが必須であるのは明らかです。したがって、ナイアンティックは利益とユーザーフレンドリーを 同時に追求する必要があります。私が思うにポケモンGoにおいては課金システムは、それがなくてもユーザーが満足する物でないといけません。 多くの課金ゲームではガチャのシステムが採用されており、このアイテムがないとなかなかうまくいかない、ということがあるために、 ある程度の段階まで進むと、課金をしないと面白くないという段階に突入してしまいます。
しかし近年までのポケモンはこれを感じさせませんでした。 なぜか、それは課金システムはとてもユーザーフレンドリーだったからです。無課金で手に入らないポケモンはほぼ存在しません。課金によって 得られる恩恵は、ポケモンをゲットするサイクルを加速させるか、強化するサイクルを加速させるか、(あるいはアバターの入手か)ぐらいです。 したがって、ユーザーは是非課金してでも手に入れたい愛情あるポケモンのために課金をすることができます。これはとても気持ちの良いことです。 私は新参であったのでGoFestにおいて、ディアルガ達を手に入れるために課金しました。ガチャの要素がなく(個体値や色違いは確かにガチャですが) 高確率(ゲットチャレンジのクリアのこと)で手に入るディアルガ達や色違いのカイオーガ(偶然手に入れられました!)に大きな満足を覚え、ナイアンティックへの感謝の気持ちを持ったものでした。この課金勢に対し、 無課金勢は課金勢の存在ゆえにコンテンツから撤退する動機にはなり得ません。なぜなら、収集は、個人の趣向(欲しいポケモンや目指すゴール)が大きく違う以上、差別化できるからです。異なるベクトルにいる人に対して、マイナスな感情は起こりにくい物です。(これが対戦などの一つのベクトルで比べられると、負の感情が生まれてしまいます。) したがって、現在新たに組み込まれるメガ進化の実装には大きな憤りを感じます。上の記事とも重なりますが、メガ進化はレンタルの仕様です。 そして、そのレンタルを日常的にするためには課金がほぼ必須となります。収集ゲームにおいて、課金しないと維持できないメガ進化というのは、 いかがな物でしょうか、もし、これがpvpに組み込まれもしたら、課金勢と無課金勢を同じベクトルに並べることにつながります。それは ポケモンGOのユーザーの特性上、ユーザーの大量流出を意味します。解決策については上の記事や多くのインフルエンサーの方が言及されているので略します。
つまり、ナイアンティックはアップデートですべきことは、課金勢への楽しみを増やすことではなく、無課金勢への楽しみを増やすことをメインとすべきなのです。大なり小なりポケモンへの愛着のあるユーザーに対し、ナイアンティックはポケモンのイメージを悪くするような処置をするべきではないのです。
私のポケモンGoに対する古参、新参についての立場
昨年はじめた私は、実装されたpvpに対し、はじめ大きく歓喜したものでした。育てたポケモン達を他のユーザーと競わせることができる、 ナイアンティックは素敵な場所を用意してくれたものだと思っていました。
しかし、蓋を開けてみるとどうでしょうか、ハイドロカノンを連打するラグラージ、コメットパンチを打つメタグロス、ディアルガ、ミュウツー、 コミュニティーディでしか手に入らない限定技や、一定期間でしか手に入らない伝説、幻のポケモンが主戦場を締めていたのでした。 ここで、反論として、TL35でも、とか、最近始めたけどランク10、世界一位になった人がいるという方がいるかもしれません。当たり前ですが、 母数が多ければそのような人がいるのは当たり前のことです。しかし私が言いたいのは、以上で述べたようなライトなユーザーの多数しめるコンテンツに対して、特定のユーザーが不利になるようなシステムを作り上げることには疑問を感じるということです。これは交換やすごいわざマシンで根本的に解決するわけではありません。交換というのは交換をするコミュニティーの存在が必要となり、これまたユーザーを限定します。また、すごいわざマシンは今のところ そのような層向けの配布頻度でないことは明確です。レイドやコミュディのための数ヶ月待つようなユーザーはそう多くありません。そんなわがままいうなら止めれば良い、という人がいるかもしれませんが、ユーザーの確保はジムやpvp、ポケモンGoコミュニティーの維持の観点から重要な意味を持ちます。
したがって私の限定技とpvpに対する改善案は以下のようになります。
案1:(最低pvpで使える)限定技の廃止
そもそも限定技はピカチュウが波乗りを覚えたことが発端だと聞きます。これはコレクションの観点からとても面白いものでした。 現状、そのようなピカチュウはpvpでは使われているのを見たことがありません。あくまで収集用です。ここに、新規ユーザーと古参の差別化を つけていくのは古参にとって有意義なことです。これがpvpで使えるわざとなったとたん、同じベクトルに古参と新参が並べられます。これでは ポケモンGOコミュニティーの拡大を阻害するだけです。したがって、限定技は廃止すべきだと思います。
案2: すごいわざマシンの配布無料配布を増やす
タスクやレイド、pvpの報酬として他のわざマシン同様に報酬に組み込む。
また、私の伝説、幻のポケモンに対する意見は以下のようです。
原作において、伝説のポケモンは基本的に一体しか手に入らないものです。しかし、ポケモンGoの世界では 多くのポケモンがいくらでも手に入れることができます。私がはじめていない頃、友人の画面をのぞいて、変なの、と 思っていましたが、これに関しては収集ゲームであるので、ポケモンGoならではの楽しみであると思います。つまり、この部分は 良い意味での差別化であります。また、伝説のポケモンはpvpが導入される前では古参と新参の差別化に貢献していました。しかし、pvpにより 同じベクトルで比べられると話は違ってきます。それらが必須のものとなってしまったのです。この解決策は以下の章の中で言及します。
位置情報ゲーム、ポケモンGo
上で貼った記事においての軸の一つはポケモンGoは収集ゲームであるということにあります。私はさらに、ポケモンGoでブームとなった画期的なジャンル、位置情報ゲームについても触れておきたいです。
私がポケモンGoをする前、ポケモンGoにたいする期待はとても大きなものでした。位置情報ゲーム?じゃあ夜になるとポケモンが変わったり、池のそばや天気でポケモンが変わるのでは?というものです。ナイアンティックはアップデートにより見事にこの機能を実装し、さらに天候ブーストなる面白いシステムを生み出しました。これは原作ではない仕様ですが、収集ゲームという観点から適切な差別化ができていると言えます。私はさらに思っていました。 北海道ではユキヌオー、沖縄ではサニーゴとかかな、北海道ではアグノムたちが出たりするのかなぁ、県を跨ぐとポケモンが変わるのかなぁ、と。 ナイアンティックは実装してくれました。しかし、これは不十分に思います。日本という地域コミュニティーにおいて、沖縄とそれ以外の二区分は あまりにざっくりとしているのではないでしょうか、私はせっかくなら、日本を旅行した時にできる楽しみがあるようなゲームシステムにして欲しかった と思ったものです。原作のポケモンのように、細かい区分と地域限定を増やしても良いのではないでしょうか?もちろんこれは多大な労力を費やします。 適切な限定ポケモンの数、地域事情(交通の便など)の考慮が必要です。したがって、打開策として、伝説のポケモンの設置を提案します。 伝説のポケモンが必須となったpvpにおいて、伝説のポケモンの配布は急務です。しかしながら、古参勢にとって、復刻レイドの意味はとても小さい。そこで、テンガンザンでディアルガ、パルキアを手に入れたように、特定の場所で一体のみ伝説のポケモンを入手可能とするのです。 これはライト勢にとっても楽しみを増やすことになります。そして、pvpの問題に対する一つの答えともなります。特定の場所というのはもちろん複数あって良いと思っています。これも地域事情を反映して、適切な位置におくべきではありますが、新たなアップデート機能としては盛り上がるのではないでしょうか?
最後に
ポケモンGoはユーザー離れが明らかに深刻であると思います。このコンテンツでは現在、大きく分けて、一向に改善されず、修正も無残なバグ達、課金勢に振り切った運営の姿勢、新参を受け入れない仕様(pvp限定だが)の三つが問題であると思っています。私はポケモンGoというのは、流行ってはピークのすぎたあらゆるコンテンツゲームの枠組みに入って欲しくないと思っています。ポケモンというジャンルの続く限り、日記帳のような日々の自分を反映したようなゲームであってほしいというふうに願っています。課金勢、無課金勢や、老若男女の境なく、みんなに愛されるゲームであり続けるを願っています。読んでいただきありがとうございました。